アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はなかなか治らないと聞いていた。

原因は遺伝とか環境要因とか。


私が子供の頃、近所にアトピーの方がおられて治療を頑張っている姿を見てきた。

つらそうだった。

その頃の治療法はステロイドだったと記憶している。


子供がアトピー性皮膚炎になった。

やはり、見るのもつらいくらい、あれまくり、流血した。

体、顔、頭、全部が痒くてかいてしまい、さらに赤みは悪化し、じゅくじゅくした。

かきむしり、痛さでびっくりして、泣いて、また悪化した。



なんとか治したい。なんとかましにしたいとネットで検索をしまくった。

治療法のステロイドのことは当たり前のように書かれている。

ステロイドには段階があり、しっかり正確に利用する必要があるとのこと。

その他、乾燥防止も必須と。

清潔に保つこと。

ネットで検索すると似たようなことがわんさと書いてある。


これらをまずはしっかり実行しよう。

ワセリンを塗って乾燥を防止したり、刺激性の少ない石鹸を使った。

そして、手洗い、親の手の消毒など清潔に保つよう心がけた。

しかし、なかなか良くならなかった。



子どもがアトピー性皮膚炎になったのは生後半年程のときだった。

この頃は突発性発疹もあるとのことで、医者に何度もかけこんだ。

これは皮膚が弱い子になりましたね。

なんて言われながら薬をもらった。

弱い子になった??私のケアが間違っていた?

どの環境要因が駄目なのか悩んだりもした。

大掃除をしてみたり、換気を良くしすぎて風邪を引いたりもした。

しかし、向き合っていくしかない。

少しでもつらさがましになるように。


薬はロコイドからはじまった。

ちょっとした赤みはおさまるものの、すぐに、ひどい赤みには効かなくなっていった。

その後、何種類もの塗り薬をいただいた。

薬を使い切る前に、顔の荒れは悪化した。

そして、体も薬で良くなるものの、黒いあざのような薬の後が発生した。

このあざは半年ほどで消えるとのことなので、仕方ないがどこもかしこも黒ずんだ。

その後、地域の小児科ではおさまらなくなり、病院を変更することにした。

小児科に紹介してもらった総合病院の小児科へ。

こちらなら緊急の肌荒れにも対応してくれることが多く土日も治療に通院できた。

その後、大人も通う皮膚科に変更した。

ここでは、ワセリンでとにかく覆ってとのことで、べとべとになるほど覆っていた。

服は傷とワセリンでシミだらけになるものの、少しでも痒みがおさまるように1時間に一度塗ってみた。

そして、治療や予防接種、定期検診のたびに、アトピーのことについていい方法はないか聞いた。

答えはステロイドと乾燥防止であった。

これを頑張っていくとともに、自分でもケアに挑戦しようと考えた。

やってみて、ましになるならいいじゃないか。


かいて、血が出て、じゅくじゅくして、固まって、またかいて、痛くての繰り返し。

遊んでいるときも、寝るときも、お風呂のときも、肌の調子が悪いと、しんどそうだった。

なんとか予防せねばならない。

完治は程遠いにしても、挑戦し向き合ってみる。

お風呂の水をぬるくして長めに浸かる。

乾燥防止はくどいくらいに行う。

体の中から乾燥を防止するため、お茶をしっかり飲む。

ぐっすり眠れるように運動を行う。

運動して疲れた日は、体がかゆくてかいてしまう前に寝落ちすることが多く、かきむしりはましだった。


それから、体の調子を整えるため根菜類をたくさん用いて料理した。

蓮根パウダーなるものをハンバーグやミートボール、カレーを作った時には少し混ぜることにした。

食べ物はどう効果があるかは、はっきりしなかったが食品の種類を増やして栄養を摂取するようにした。

お菓子は減らすように挑戦した。

チョコレートとラムネとグミが好きで、食べ過ぎる傾向にあったが、早めに白ご飯だけでも食卓に置いて空腹になった時のお菓子を控えた。

いろんなものを食べるようになってから、風邪はひかなくなった。

そして、空腹感が減ったのかしっかり睡眠をとるようになった。


そんな、こんなで、季節の変わり目などは突発的に悪くなるが、だいぶ回復してきた。

もう、ケアを思いつかないが、思いつけばすぐ実行してみる。

駄目ならやめて、また考えての繰り返し。


薬は自然とストックされていったが、定期的に治療のために医院を訪れ、その時最善のケアを聞くようにした。



親も子も疲れすぎず、ストレスを貯めすぎずをこころがけた。

ストレスで子供がなくと、涙で顔がかゆくなり肌荒れが悪化するからだ。

当たり前のことかもしれないが、生活の改善、気持ちをスッキリさせることが重要だと感じた。

振り返ると時が解決してきたこともある。

しんどいときは保育園に乾燥防止をお願いし、家での回数を少し減らした。

変化があれば、電車でも車でもトイレでも、どこでも薬やワセリンを塗布した。

根絶は難しいかもしれないが、これからも向き合っていこうと思う。

少しでも、よくなるように挑戦は続く。

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