とある方の結婚指輪。
結婚指輪は印鑑をいれているケースの下の段に入っている。
つけているところを見たことがない。
その指輪は木で彫られている。
女性の手にはゴツゴツした指輪。
しかし、その木の指輪は手作りである。
きっと彫っているときは、相手のことを思って彫ったのだろう。
指輪はシルバーが多く、左手の薬指にずっとはめておくのが主流の時代。
全く違ったことをする。
上げる方もすごいし、もらう方もすごい。
時代の流れに乗らない生き方。
生きづらくもあり、尊敬もできる。
あの指輪は今もあそこにあるのだろうか。
今となっては確かめることができない。
きっとたくさんの出来事を見届けながら存在した。
あの指輪を思い出して自分の道を信じていきたい。