いちごのつぶやき

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わたしと乗り物 思い出の自転車

今週のお題「わたしと乗り物」

久々にお題について書きます。

自転車。

4歳位の時だろうか、自転車にのる練習をした。

親が腰を曲げながら後ろの台を持って、フラフラする自転車を必死でこいだ。

親はへとへとになり、数日後自転車の荷台をさっさと離して、口だけで支持してくれた。

ハンドルを握りつぶすほど強くもち、肩を強張らせながらなんとか進んだ日々。

自分でバランスも取れるようになり、なんとか乗れるようになった。



少し乗れるようになると、頻繁に遊びで用いて危ない思いもした。

ちょっとスリルもあり、便利もあり、自慢できたりする自転車。



高校くらいになると、自転車や車がなければいけないような遠方までひたすらこいだ。

高校生活を振り返ると自転車での往復が思い出される。

朝は時間がなく、イノシシのように突き進み、帰りは大型スーパーや公園に出没しながら、家までなかなか辿りつかなかった。

その後、実家を離れたが自転車は実家で大事に保管されていた。


しかし、どこへ行っても自転車が欲しくなる。

また、新天地で自転車を購入した。

その自転車はシルバーでシンプルなもの。

海まで自転車で行くこともあった。

お買い物から学校への往復など、どこへでも乗っていった。

ある日、自転車の鍵をかけ忘れてしまった。

駅員さんが一人おられる小さな小さな駅。

夜の9時台には電車が終電を迎える駅。

バイトを終えて帰ってくると自転車はなくなっていた。

とぼとぼ歩いて帰るしかなかった。

自転車は出てきそうになかったので、バイト代で購入することにした。

次は絶対忘れないように肝に銘じ、さらにチェーンも購入した。

新しい自転車でたびたび海にいった。

ある日、海でサーフィンを楽しんだ後、先輩の車に乗せてもらえることになり、海に停めていった。

数日後、その自転車は自転車屋さんに届けられた。

自分が軽い気持ちで後日取りに行くつもりだった自転車は善意のある方に見つけてもらい、海から近い自転車屋さんで預かってもらっていた。

申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

菓子折りを持って取りに伺った。

お礼を伝えて、まだ新しい自転車とともに帰った。

もう放置は絶対にしない。



世の中にはいろいろな人がいる。

鍵がついていた他人の自転車に乗っていってしまう人。

海に放置された自転車をみつけて、近くの販売店に連絡してくれる人。

放置された自転車を車で運搬して預かってくれる自転車屋

そして、登録の電話番号で連絡をとってくれる販売屋。


その自転車は実家に戻る時、運送屋にお願いし一緒に戻ってきた。

はるばる南国からやってきた自転車は壊れて乗れなくなるまで私と過ごした。


ここ最近は自転車に乗らずバイクや車ばかりだった。

そうだ自転車に乗って町をまわってみよう。