父、母、姉への思いを書いたが、私には弟が二人いる。
一番年が近いのが弟達だ。
この弟とは旅も一緒にするし、呑みに行くし、遊ぶのも一緒にする。
なんとも不思議な距離感なのだ。
姉は少し年が離れているので、お手本としていたし、あこがれもあった。
しかし、年の近い弟とは、一緒に切磋琢磨し学んできた感じがある。
二人の弟どうしはあうんの呼吸である時と、そうでないときがありそうだが、二人の関係なのでここではよしとする。
仕事を始めたばかりで、へとへとになっていた私を二人が連れ出してくれた。
旅の手配はすべて弟任せである。
電車の時間からお土産を買うところまで頼っていた。
年下だけど頼りになる。
もちろん東尋坊から見る海もいいが、船から見る東尋坊は迫力が増す。
船旅が好きな弟の選択でよい経験をさせてもらった。
その他にも、電車の旅はかなり行った。
何にせよ、電車が好きである。電車マニアなのかは不明だが、スマホがなかった頃は時刻表を見るのが好きで
あの文字だらけの表の中から、自分の乗る電車の情報をさっさと読み取っていた。
今でもスマホより時刻表の方が連携した時刻を確かめるのは早くできると言っている。
なぜか二人共電車は好きなようだ。
もちろん正反対な趣味もあるし、性格も異なるが、兄弟で同じ趣味なものについては話がかなり盛り上がっている。
そんな盛り上がりに、たまに巻き込んでくれるのが弟達である。
一人では到底いかないところを提案したり、乗らないであろう乗り物を提案してくれる。
そんな旅も気を使わずに参加できるのはいい。
一人は野球が好きだ。もう一人は登山が好きだ。
二人の影響で私はどちらも好きだ。
一人は灯台が好きだ。もう一人は読書が好きだ。
その影響を受けたのか、読書や灯台が好きになりつつある。
一人は父に似ている。もう一人は母に似ている。
不思議と付き合いやすい二人の弟だ。
いつも二人セットで考えてしまうのが私の悪いクセだ。
違って当たり前、同じでもそれはそれでいい。
これからもよろしくお願いしたい、弟である。
そうだ電車で野球を見に行こう!
船の旅もいいだろう!
計画をたてよう!
秋は目の前なので冬頃にしよう。