母についてはいろいろ思うことがある。
それについては以前に書いたが、これではまだまだ語り尽くせない。
これは母の日にかいたもの。
それから母についてまとめた2つのブログ記事。
itigo77.hatenablog.com
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本日は母の料理について。
母の料理は本当に地味なものが多かった。
揚げ物は1度しかしてくれたことがない。
この揚げ物は家族総出でコロッケが食べたいとお願いして、皆で作ったのだ。
大量のじゃがいもの皮むきから始まり、こねあげて、パン粉をつけて上げる。
怖いぐらいのコロッケが新聞紙に並べられた。
食べていなかった反動で飛ぶように食べつくされたコロッケ。
あの味、あの場面は忘れることができない一大イベントである。
もちろん買ってきたコロッケは食べるのだが、家では大変&健康のため揚げ物は控えられていた。
その代わりに多く登場した料理が煮物だ。
お弁当にも容赦なく煮物がいれられた。
大根の煮物も香りもお弁当にはNG。
汁が流れ出して、教科書や文具類に染み込む恐怖。
よりによって得意分野の地理の教科書に大根の煮物の煮汁がしみてしまって。。。。
ページをめくる度に不穏な音。
開いたままにならない教科書はかばんの中で存在感を存分に発揮してた。
お弁当箱を開けた時の地味な色は食欲を減退した記憶が。
今思い返せば、文句なんて一言も言えないけれど、あの時の気持ちははっきり覚えている。
ここ最近、母が作っていた煮物にそっくりな料理を無意識に作っている。
減塩、減油を考えると煮物になる。
そして、繊維質を食べようと思うと大根、人参、ごぼう、蓮根の煮物、これって母の作ってくれていた煮物じゃないか。
お弁当には入れていないけれど、困ったときの煮物料理は最強です。
煮くたびれた根菜類は味がしみていて美味しい。
胃が疲れていそうな時、油ものが続いた時、ごはんのお供に、これからも煮物を作る予定。
母へ
いつも煮物をありがとう。
いつも健康に気遣った料理をありがとう。
休むことなくお弁当をありがとう。
多いときは5人分のお弁当、想像するだけで自分にはできません。
今は煮物弁当もいい思い出。
今度は私が美味しい何かを届ける番です。
母の好物ってなんだった???