x虫って嫌いな子供が多いみたいですね。
特に女の子はいつからか嫌いになってしまったり。
虫を取る少年少女も少なくなってきているような気がします。
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私の姉も大の虫嫌いですが、小さな頃は虫大好き人間でした。
よく男の子と遊んでいたので、その影響かもしれませんが虫が大好きだった姉。
遊びと言えば虫を取りに行くといった感じでした。
首からかける虫かごを持って、竹の柄の虫取り網を持って空き地やら公園、林に繰り出していました。
暑い夏の照りつける太陽の元、水筒とハンカチと虫かごと網。
4つ年の離れた姉について虫取りに行くのは、過酷な遊びだったように記憶しています。
一匹や二匹を捕まえるのではないのです。
何十匹と捕まえていました。
そして、どう考えても小さすぎてキャパをオーバーしている虫かごに確保するのです。
ガサゴソ動くのではなく、虫かごの虫は熾烈な場所取り合戦です。
多い時は、虫かごで虫が動けないほど捕獲していたことも。
虫かごを数個持って、セミ、バッタ、カマキリと分けて捕まえていたこともありました。
捕まえた虫を家に帰り親に自慢するという流れです。
武勇伝を語ったあとは、親に諭されて放虫にいくのです。
それも元いたところではなく、近くの空き地に一斉に放っていました。
住み分けも生存競争も、無視して放つ。
虫かごでうごめく虫たちが慌てつつ、戸惑いつつ去っていく、ごめんよ虫達。
そんな遊びを頻繁にしていました。
しかしいつの間にやら虫が嫌いになった姉。
ついにはすべての虫が触れなくなっています。
人の好き嫌いは変わるものですね。
ちなみに虫取りはそんなに好きではなく苦痛であったものの、姉と一緒に遊びたくて虫取りに付き合って私は意外と虫が好きです。
危険なものは別として触ることも未だにできます。
トノサマバッタのあの昆虫の目もなんとなく好きです。
オンブバッタが一所懸命ジャンプするのも好きです。
カマキリは卵から溢れ出る子供達に感動したことも。
セミもどちらかというと好きな方です。
セミの羽化の観察や抜け殻取りに参加したこともあるほど。
人の好き嫌いの変化はおもしろいものです。
苦手なものはナメクジ、あのなんとも言えないヌメリ。
しかし、カタツムリは平気です。
いい加減なものです。
久々に虫こぶの本でも読んでみようと思います。
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