自然をいただく シリーズ
今日はアケビ!!!
以前の自然をいただくは以下です。
アセビは馬が食べるとフラフラになるから馬酔木とも。。。
アセビの葉は有毒で殺虫剤にも使用されるたりします。
熟すと縦に割れて、中の白いところを食べるアケビです。
小さい頃、山際にある公園によく連れていってもらいました。
そこにはたくさんのどんぐりに遊具があります。
そして、天気がよいと山の方に足を伸ばして遊んでいました。
遊ぶと言っても、家族で少し登って、疲れたところでUターンして帰ってくるというものです。
ある日、父親と山際にあるその公園にいき、さらに山へと向かう途中にアケビを見つけたのです。
しかし、アケビは少し谷になっているところにツルを伸ばしながら、さらに木に巻き付きながら、沢の上に実っています。
あっ!良さそう!などと言って、父親は食べたそうにしていました。
眺めること数分。
落ちてるのがあるかもしれないから拾ってくるよ!と子どもたちを残して谷へ向かいました。
いきなり山道に残された、子供4人。
今まではのんびり散策していた山登りを中断し、父親がアケビの方へ吸い寄せられていきました。
何度か子供から大丈夫?と大声で確認し、父親からの大丈夫という返事をもらうことを繰り返しました。
しかし、5分程で大丈夫の声は返って来なくなりました。
急に不安になります。
沢に落ちてないか、こけてないかを耳を済ましながら物音で確認しました。
どうやらだいぶ下の方まで行っているみたいです。
風が吹くと、その気配はかき消されていきました。
待つこと何分でしょうか。
急に寒さを感じるようになりました。
待っていると長い。
不安が寒さも強く感じさせました。
やっと気配がするようになり、アケビを抱えた父親がツルやら木を支えに、泥だらけになりながら戻ってきました。
そして、至る所のポケットからアケビをだして、母親へのプレゼントにしようと嬉しそうにいいました。
小さなアケビを持って安堵したのを覚えています。
アケビは食べたことがなかったのですが、なんとも言えない紫色でその実の中には白いもやもやが見えます。
美味しいのかどうなのか、バナナやリンゴとは見た目も大違いです。
アケビは自然界で生きていたため、たくさんの傷をおっていました。
家に着くと母親に得意そうに渡す父親。
母親は嬉しそうにしていました。
小さい頃によく食べたと言っていました。
子どもたちも、アケビを食べること、初挑戦。
しかし、これが非常に食べるところが少なく、種が多い。
そして、優しい自然の甘さだったような。
ですが、その当時はバナナを上回る甘さ、リンゴのようなジューシー感を想像していたため、はっきりいって期待はずれでした。
今思えば贅沢品ですね。
それこそ自然の恵みをいただく。
後々知ったことですが、父親はアケビをとるために、肘をすりむき少し流血していたようです。
なんと野性的というか危険というか。
きっと昔の子供はそんな遊びをしていたから平気なのだろうと想像しました。
山に登ってアケビが落ちているのや、アケビのツルを見るとあのアケビ取りを思い出します。
味ははっきり覚えていないけれど、きれいな薄紫の実の中にぎゅっと集まっている種。
スーパーでは見かけない果物アケビ。
数年前に通販でアケビを売っているのに出くわしました。
きっと、あの味が忘れられず、食べたくなる方がおられるのですね。
アケビのツルは素敵なリースに!
そろそろクリスマスのシーズンです。
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