大学生だった時、親からの仕送りで一人暮らしをしていた。
学費は奨学金で払い、生活費は仕送りで賄い、その他もろもろ必要なお金をバイトで補っていた。
やったバイトは日本料理屋、和食レストラン、ホテルの社員食堂、家庭教師、模試準備スタッフ、議会受付、派遣社員などなど。
もちろん、しっかり節約して暮せば足りるように仕送りをしてもらっていたが、遊ぶお金がなかった。
大学へ行った目的は勉強することなので、遊ぶお金や自由なお金は自分持ちだ。←当たり前ですな
しかし、たまには遊びたい。←遊びとサーフィン三昧だった気もする。。。
それに、携帯も持ちたい。
いつも遊びにお金を使いすぎて、生活費が足りなくなる恐怖に陥っていたのが懐かしい。
もちろん自業自得なのだが、初めての一人暮らしでお金の価値がわかっていなかったり、使い方がいい加減だったのもある。
何しろバランスの悪いお金の使い方をしていたように思う。
大学生になった初期のころは洗濯機がなかった。
風呂場で手荒いしたり、コインランドリーを利用していた。
この風呂場で洗うのは半端なく大変なのだが、かかる費用は水道代、洗剤代など少し。
一方で、コインランドリーを利用すると500円くらい1度にかかる。
それも乾燥までするともう少しかかっていたように思う。
一人暮らしを始めた頃は、洗濯物をコインランドリーに運び、洗濯ができる間に漫画を読みふけり、ジュースを飲み、だらだら待っていた。
そこで、ふと考えた。
この時間とお金を考えると洗濯機を買ったほうがいいのでは???
500円で洗濯できても、1週間に1回利用すれば50週で25000円かかる。
待ち時間にジュースを買う、乾燥機も使うとなればあっという間に洗濯機が買えるのでは。
そして、洗濯の待ち時間の拘束もなくなる。
自転車で洗濯物を運ぶ労力もなくなる。
洗濯機をリサイクルショップに探しに行った。
リサイクルショップに売られている洗濯機は山ほどあった。
一人暮らし用から家族用、業務用、乾燥機。
そして、新品もある。
安いのもあるではないか!
自分のお金の使い方の効率の悪さを目の当たりにした。
次に、節約しようと思うと、やはり自炊が大事だ。
自炊は食材を効率よく使うし、健康にもいい。
大学1年目から迷わず自炊を始めた。
米を買って、ご飯を炊く、野菜を買ってカレーを作る。
余ると冷凍する、お弁当に持って行けるものは持っていく。
学校が終わると買い物して、料理して、ご飯を食べて、弁当の下準備をするという流れ。
しかし、これは半年ほどで挫折した。
学校を終わってからの自炊は思った以上に大変である。
そして、バイトのある日は買い物に行かずにあるもので作る。
これも私にはハードルが高かった。
そして、バイトした日は買って食べ、バイトのない日は自炊をしていたが、食材があまり気味になったり、余っている料理を忘れて、外食したり、時間もお金の使い方の効率も悪くなっていった。
家で食べるものも冷凍食品やレトルトが増えて、料理をする回数が減っていった。
最終的には週末に買い物と料理を集中的にして、週の前半は自炊したものを食べる、週の後半は買って食べるようにした。
また、弁当はやめて、学食を利用するようにして、気持ちがとても楽になったのを覚えている。
やはり毎日の弁当作り、毎日の料理は大変なのだ。←主婦、主夫は大変なのだ。
ご飯を炊く、弁当の内容を考える、買い物をする、料理する、弁当を詰める、弁当箱を洗うなど、家事で頭と体がついていかなくなり、私は挫折した。
週末に集中して買い物&料理をしてしまい、それ以外は購入していくスタイルは自分にあっていた。
お金は少しかかったが、時間ができたのでめでたしめでたし。
最後に、一人暮らしでの買い物について。
買い物は日に日にうまくなっていった。
さっさと選んで、さっさと買うが基本になった。
店に行けば行くほど、滞在すればするほど欲しいものが出てくるので、行く回数を減らし、滞在時間を減らした。
今日の買い物のポイントを決めてサクッと買って帰る。
これが、あれも安い、これもいいと無計画に買い出すと、家に帰って使い切れずに終わることも。
今日は野菜3点、肉1点、マヨネーズを買うなどと要点をまとめていた。
一番失敗したのは友達と買い物に行くこと。
一緒に鍋パーティーをするなら、相談もあるだろうし一緒でもいいのだが、ただ買い物を一緒にする場合は大変だった。
まず、買い物のペースが違う。
買いたいものも違う。
買いたいレベルの食材も違う。
買う量も違う。
滞在時間も違う。
終いには行きたい店も違う。←根本的に一緒には無理だろ
そんなこんなで、ストレスを抱えることになり、友達と一緒に買い物に行くのはやめた。
たかが買い物、されど買い物であった。