お箸の持ち方が話題になっている。
そのお箸の持ち方は家族で議論になり、練習を重ねた。
皆、ある程度は使えるようになった。
しかし、本日はパスタの食べ方。
あれは中学生くらいの頃だろうか。
友達とイタリアンを食べに行き、友達と私はパスタを注文。
運ばれてきた美味しそうなパスタとフォークとスプーン。
へっ???
お箸は?
家ではパスタというよりスパゲティは箸で食べていたぞ!
しかし、その頃はパスタといえばフォークとスプーン。
あの時は箸をくださいとも言えないまま、食べることに。
それも二人で訪れていたので、嫌でもお互いの食べ方が目に飛び込んでくる。
友達はキレイにパスタをくるくるフォークで巻いて、スプーンを添えて食べている。
こちら、うまく巻けません。
パスタをフォークにうまく巻けません。
ふぇーーーーん。
食べれない。
うまくパスタを食べれない。
仕方無しにパスタをフォークですくいつつ食べる。
しかし、流れ落ちていくパスタ。
もうなりふり構わず食べる。
今日は美味しく食べて、また家でフォークとスプーンを練習するのだ。
そんなことを考えながら黙々と食べていると、感じる視線。
友達が凝視している。
そら、そうだ。
食べ方がまるでなってない。
ついにダメ出しを食らった。
そして、練習すれば誰でもできるよと。
うん、そうだね。
やって見る。
美味しいパスタの時間がパスタを食べる練習の時間に変わる。
手をガチガチにしながらパスタを巻いていく。
食べ終わる頃には、コテコテになったパスタ。
美味しいパスタを返しておくれ。
あの外食のパスタを忘れない。
初めて対面で友達から指導を受けた。
その後、パスタの食べ方を家でも特訓し上達した。
自分がちょっとできるようになると、おせっかいにも、家族にパスタはこうやって食べるんだと豪語もした。
数年後、パスタの食べ方はかわっていた。
まずスプーンがでない店がある。
ほぉ?
あの正しい食べ方は何処へ?
あのスプーンの上でパスタを巻くのは正しくないと言う人もちらほら。
仕方ない、ないならないでフォークのみでキレイに食べる。
さらに数年後、パスタを箸で食べる店が出現。
あぁぁぁぁぁ。
もっと早ければ、恥をかかなくて済んだのに。
仕方ない。
あれはあれでいい経験なのだ。
教えてくれた友達も勇気がいっただろう。
パスタの食べ方は未だに思い出す時がある。
うまく食べられなくても、キレイに食べたいとは思う。
テーブルマナーもいろいろある。
以前、タイの留学生と学食でうどんを食べていた時のこと。
レンゲを用いてうどんのスープを飲んでいる。
おぉ。お上品な。
こちらは丼を持ち上げて、ごくっと飲んだ。
すると留学生は目を丸く見開いて、驚いたのだ。
へぇ???
何かありました?
すると留学生は、タイでは丼を持ち上げると行儀が悪いのだと説明してくれた。
なるほど。
日本でもラーメンはレンゲを使う。
うどんはどうだろう。
確かにレンゲを用いる時もある。
なるほど、私が知らなかったのかもしれない。
回りを見ると、日本人もレンゲでスープを少し飲む程度。
キレイに食べている。
これを境に、麺類を食べる時は必ずレンゲを用いるようになった。
家では丼からゴクンも時にはあるが、外食では極力しない。
外食する時はキレイを心がけるようになった。
回りを気にしすぎるのも大変だが、少しキレイを心がけて食べている。
友達と留学生に感謝だね。