久々に雨に打たれた。
近所のスーパーからの帰りだ。
毎日、ニュースで天気を確認していた。
さらに、スマホで天気をリアルタイムに知ることができる。
それなのに、雨に打たれたのだ。
今日は朝から夜までずっと曇りの予報。
3時間予想でもずっと曇りマークが連なっている。
雨は降らないだろうと油断していたのかもしれない。
この日は、運動しようと思い、家から歩いて20分ほどのスーパーマーケットへ徒歩で。
行きは予報どおり確かに曇り。
買い物を済ませて、店から出た時も曇りだった。
何も気にせず店を出て5分程歩いたら、一気に曇りだす空。
やばい。
直感で雨が降ると分かった。
しかし、店を出て5分は歩いている。
今から店に戻るのはやめて、家まで急ごう。
しかし、この読みがあまかった。
数分後、雨が降り出した。
あっという間に、本降りへ。
スーパーの袋がだいぶ雨に打たれて、袋に雨が流れている。
買ったものが。。。
服も髪もやばい、かなり濡れてしまう。
たまたまウィンドブレーカーを防寒に着ていた。
だから、その帽子をかぶり、雨をしのいだ。
ウィンドブレーカーは雨も弾いてくれた。
しかし、下はジーンズ。
ウィンドブレーカーから流れる雨がジーンズへ。
急いで家に向かう。
残りを急げば10分もかからない。
急げ!
ふっと見渡すと、だれも歩いていない。
あら?こんなに人を見かけないのも珍しい。
車すら通らない。
すごい、いつもは犬と散歩する人、親子で買い物に行く人、自転車の人など出会っている。
しかし、雨の中では誰にも出会わない。
みんな、今、雨が降るということを知っているに違いない。
すごいタイミングで飛び出したのは自分だけ。
ちょっとおかしくなった。
誰もいない町。
いつでも情報が手に入り、雨雲の様子も数時間、数分後の動きまで確認できる。
そんな中、誰もいない道を傘も持たずにひたすら歩く自分。
道を独占。
雨も独り占め。
そして、開き直る。
買い物袋を引っさげながら、ぴちぴち、ちゃぷちゃぷ、らん、らん、らん。
やっとの思いで家にたどり着いた。
スマホを確認してみると「雨雲が近づいています。」のお知らせ。
時すでに遅し。
気づくのがちょっと遅かった。
このお知らせに気づいて、洗濯物を取り込むことは多いのに。。。
今回は気づけなかった。
雨の中、急いで歩いたので、いい運動になった。
あの誰もいない道。
静かな道。
独占しているような、孤独なような。
みなさん、雨は嫌いですか。