いちごのつぶやき

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旅の前の1本の水

雨の日が増えてきましたね。梅雨も間近なのでしょうか。

それとも、暑さを抑える気象現象でしょうか。

とっても暑いと思っていたら、急に夜だけ冷えて、風が出てきて大雨。

天気は気まぐれですね。とか勝手なことを言ってみる。

そして、私のブログ更新もとても気まぐれ。数カ月ぶり、いや半年ぶりに戻ってきました。だから気象の気まぐれとか、人のふり見て我がふりね

 

今日は雨ではないのですが、水の話。

思い出の1本の水の話なのです。

1本といえばペットボトル。

その頃は働き始めてすぐのころで、休みは絶対どこかへ行きたい人でした。

今なら、家でゆっくりや散歩もいいなと思うのですが、その頃は止まれない性分。

働き始めて、夏休みが取れることを知ったのです。ニンマリ。それも5日間。

だから自分の普通の休日と合わせると1週間。その1週間に次の休みをくっつけて9日間。9日間もあれば海外!!!!海外に行けるじゃないか!!!!

と、思い立ったのです。

友達に声をかけて9日間の旅を提案。

でも、良い返事が得られない。記念の旅ならいいけどなどなど

そもそも9日間連続の休みを友達と合わせるとかハードすぎた

仕事のスタイルがそれぞれ異なり、私生活が学生の頃とは違う。

休みも違えば、働き方も仕事に対する意気込みも違う。

休みは仕事関連の勉強をしたい人もいたり。

 

私の夏休みは幻に終わるのか

いや、国内にして、5日間の旅とかどうだろう

友達に確認するものの、5日間の国内なら2泊程度がいいと。

そうだよね、友達とは軽く旅して、、、、家族とかと行くのがいい人もいるか

そんなこんなで1度はあきらめた

せっかくの休みだけど、計画しなければ始まらない

 

なら、一人はどうだろう。

一人なら気ままに、自由に旅に出られる。

そうだ一人旅にしよう!!!

せっかくの休みは友達と合わせることができなかったけれど、一人に挑戦

でも初めての一人旅になる

不安もあるけど、やってみないと楽しいかどうかは分からない。

 

って一人旅ってどうするの?

海外の一人は怖い。怖い事例がいっぱいある。

ツアーにして、その国のことをたくさん知りたい。

そして、日々の仕事を忘れてのんびりしよう

さっそくツアー会社へ

ヨーロッパにアジア、たくさんのパンフレット

あるではないか、癒やしの旅。

そこで目に止まったのがマレーシア、ボルネオ島オラウータンに出会う旅という文字

オラウータンかぁ。これなら日本では無理だね。

これにしよう。

そんなこんなでスタッフの方にマレーシアの旅について訪ねて見るものの

最低6名集まらないと決行されないと。。。

その時誰も申し込んでいない状態。オラウータンは不人気なのか?

ホテルやお土産、食事で選ばれる方が多いとか。

そして、タイをおすすめされた。

日本人もたくさん訪れているタイ

食べ物も美味しくて、すでにたくさんの申込みがあるものを勧められて

検討中検討中

タイの話も歴史、寺院、祭り、マーケット、ホテル、植物、聞けば聞くほど知りたくなる。タイにしよう!

タイに旅するまで一生懸命働いた。

少しのお金と小さなスーツケース、カメラを持って空港へ

でも不安なのだ。

あんなに国内線は乗っていたし、卒業旅行は海外に行った。

でも、今回はなんだか不安

どうしよう、バスタオル。。。いらないよ。そんな心配ではなく

なんだか不安。きっと一人だから。

自由と引き換えに、頼る人が少ない。

というかまずは自分しか頼れない。

人は何歳になっても初めてのことは不安になると再認識。

道に迷ったような、もわっとした苦しさが押し寄せてくる。

大丈夫って信じてるし、たくさんの人が通ってきた道だろう

とか自分に言い聞かせる

でも、人は人で。。。私は今、不安なのです。

 

不安を抱えたままタクシーに荷物を載せて空港へ向かおうとするとき

父が一本の水をくれた。

ペットボトルの水、そうだ、喉が乾いている

緊張なのか、不安なのか喉がカラカラ

無性に水が飲みたくなる

父にお礼を言ってタクシーに乗り込む

そして、空港へと出発

お水はいたるところで、私を潤し、元気をくれた

そして、何も言わなかったけれど、私の不安を心配している父の影が小さくなっていったタクシーの中。

この一本のペットボトルはいつもの水じゃない。

たくさんの思いやりがつまっていて、疲れを取り除く効果が高くなっている不思議な水。

後にも先にもあんなに美味しい水はなかった。

無事に私をタイまで運んでくれた飛行機。

そして、タイまでたどりついたペットボトル(そのころは持ち込めた?)

思い出の水は日本からタイへ向かった1本のペットボトル

ありがとう。

心配してくれて、ありがとう。

今日も1杯の優しさを意識して

もらうのも嬉しいし、あげるのも嬉しい

 

旅する前の人の気持や状況は様々

荷物の心配であったり、言語の心配、お金の心配、食べ物の心配、体調などなど

そんな不安が小さくなる水

その後、旅のお供は水になった!美味しい水に救われる度にあの水を思い出しながら今日も旅に出よう。