いちごのつぶやき

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革の鞄と時々陶芸

学生時代
私の趣味は陶芸だった
革の鞄に粘土を入れて、手びねりをしに教室に
重くて重くて重すぎる粘土
革の鞄でも持ち手がやばい
これ、キャリーケースがいるのでは?
とか自問自答
趣味にキャリーケース。。。
革の鞄は粘土の重さに耐えてくれたので粘土を持ち運べた
革の鞄が忘れられない

自分で作って、焼いた皿に焼き魚をのせる
これだけでぐっと美味しくなる料理
味がどうかは別にして
自分で作るもの
これが嬉しい、これが楽しい

粘土をこねて、釉薬に漬ける、乾かして、焼いてもらう
出来上がりはいつもいびつ
10回に1回も満足なものはできない
そう、陶芸は思い通りにいかない、人生のようでもある
焼いてから、皿に空気が入っていて、割れていた
割れている状態がひどく使い物にならない
数ヶ月がなかったことに
でも、また挑戦する。
今度は空気をいれないように、反り返らないように
祈りながら焼く

ぐっとよいできになって焼き上がってくる
よし!
飛び跳ねて喜んだ
友達にあげたり、親にあげたりして楽しく過ごした
嬉しさをおすそわけ
親は歪なちゃわんをずっと使っていてくれた
分厚くできた茶碗はずっと割れなかった
軽いのもいいけど、重いのもいいと常識を覆してくれた

今は陶芸はやっていない
もう、気力がないのかもしれない。
余裕がないのか、熱が冷めたのか
ずっと家に粘土をおいていたけど、こねることがなかった
また、いつかお皿を作ろう
またいつか作ろ
そうして時が過ぎ、粘土はどうにもならなくなった。

今は、お気に入りのお皿を買って過ごしている
お気に入りの皿に料理をのせると
やっぱり嬉しい
今日は何を作ろうか、苦手な料理も楽しくなる