服の色について思うことがある。
子供服売り場にて、青色の服は男の子、ピンク色は女の子としっかり区別されている。
これがちょっと慣れない。
大人の服は男女どちらとも青色がある。そして、男女両方とも青色を着ている。
ピンクでも女性が多いものの、男性も着用している。
しかし、子供服は青となれば男の子のコーナーにしかない。
気にせず男女兼用として買ってもいいのだろうが、なかなか気が乗らない。
あきらかに男女で色を分けている。
でも、気に入れば、似合うと思えば買えばいいのだろう。
自分の中に変な区別ができている。
男の子向けに作られたと思われるものを女の子に、女の子向けコーナーのものを男の子に着せにくいのだ。
気に入ればいい、似合えばいい。
勇気を持って購入した。
しかし、青色系を着せた瞬間「男の子ですか?」と聞かれる。
なるほど、子供の性別は服の色で判断されているもよう。
確かに小さい時は男女の区別がつきにくい。
でも、男の子ですか?女の子ですか?の会話がめちゃくちゃ多い。
買い物に行くと毎度、男の子ですか?
もう、訂正とか同意とかするのが大変なので、微笑むだけ。
青い服の時は男の子に。
ピンク色の服の時は女の子になる。
もうこれでいいのだ。
女の子でも青が好きで、男の子でもピンクが着たい時もある、着せたい時もある。
男女の区別の間違いはスルーしているので、気が楽になった。
青の上着に、花柄のズボンだと男女を聞かれない。
話す方も間違うのは嫌らしい。
そこで、黄色の服を着せてみる。
黄色だと様子を伺われる。
男?女?迷っているよう。
だから黄色を着せると男か女か聞かれない。
同じく白色も聞かれない。
先にも述べたが、花柄と青のセットも聞かれない。
会話は別の会話になる。
大人でもあるあれこれ。
スカートは女。
ひらひらは女。
ヒールの靴は女。
丸刈りは男。
車柄は男。
自分の中の固定概念ができすぎていることに気づく。
これらは男女の区別なく楽しんでもいいはず。
好きな服、似合う色を探して。