言われて嬉しかった言葉の一つに
「あなたは自信を持てば最強です」がある。
いつも自信がない私は、何をするにもドキドキしていた。
思いっきり力を出せないまま、中途半端に終わることもしばしば。
新しいことをするのにも、なかなか踏み出せないことが多かった。
変に頑張ると呼吸が苦しくなることも。
そんな時、上記のアドバイスをいただいた。
たったひとつのことを乗り越えれば最強になれるかもしれない。
なんとも不思議な気持ちになった。
自信を持ってみようと思った。
小さな自信でいいのだ。
心に乗っかっていた何かが小さくなり、スーッと軽くなったのを覚えている。
その後は、不安になると「自信、自信、自信」と言い聞かせてものごとに望むようになった。
自信を持つためには失敗を繰り返さなければならないということも分かった。
そして失敗を繰り返せば自然とうまくなることも。
経験が自信をくれるのかもしれない。
勉強や運動、人付き合いは格段によくなり自信がついた。
その後は進路を決定し、一人暮らしをさせてもらい、サークル活動に勤しみ、バイト生活を楽しんだ。
就職し、社会人学生として学び直し、たくさんの旅行や習い物をした。
振り返れば「自信」という言葉をお守りにして過ごせたように思う。
一行の言葉が私に力をくれた。
いつも疲れたときには、このアドバイスを思い出すようにしている。
私の背中をそっと押してくれる言葉。
失敗しても自信が生まれる種になる。
失敗しても何もめげることはない。
失敗が成功を生んでいく。
自信を持って歩めばいい。
先生ありがとう。
もう会えないけれど、私の中でずっとずっと生き続けている言葉。
次は元気をあげることができるよう生きていきたい。